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比大統領・天皇陛下、会見取りやめ―比での報道は?


三笠宮殿下逝去を受け、10月27日に予定されていた天皇陛下と比ドゥテルテ大統領との会見が取りやめとなったニュース。フィリピンのメディアではどのように報じられていたのでしょうか。

こちらのABS-CBNニュースの記事は、ドゥテルテ氏のこれまでの問題行動を踏まえ、なかなかシニカルで面白い取り上げ方をしています。

Q1. ドゥテルテ氏の過去のどのような行動(2つ)が、日本人を警戒させている?

Q2. 会見中止にがっかりしたというある一般人のツイート。その理由とは?

Q3. 宮内庁式部官長から会見中止を伝えられたドゥテルテ氏の反応は?("in one's shoes"が使われていますね。)

見出しのspareは「~を使わずに取っておく」、blushは「(恥ずかしさ/怒りによる)赤面」。つまり、ドゥテルテ氏が天皇陛下の前で何か問題行動や問題発言をして不愉快になったり、気まずい思いをすることは回避された、という意味です。

冒頭が少し難しいですが、ニュースでは第1文が「つかみ」となるため、少し洒落た表現でまとめていることが多いので、ここで止まらずに先を読み進めましょう。因みにこの記事の冒頭部分は:

"Protocol-conscious Japan dodged a potential diplomatic minefield Thursday when a meeting between profanity-prone Philippine President Rodrigo Duterte and the country's revered Emperor Akihito was cancelled following a death in the imperial family."

「外交辞令を重視する日本は27日、潜在的な外交問題の危機を回避しました。この日、失言癖のあるフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と、日本国民に畏敬される昭仁天皇との会見が、皇室での不幸を受け、取りやめになりました。」

わからない語句は英辞郎で:

ドゥテルテ氏のメッセージにある"express one's condolences (to sb)"(大統領は単数形を使っていますが、通常複数)は、「(~に)哀悼の意を表する、お悔み申し上げる」の定訳で、人が亡くなったニュースでは必ず出てくる表現です。動詞は他にextend、offer、send、conveyなどが使われます。condolencesには「心からの」を意味するdeepest、sincere、heartfeltなどの形容詞が付くことが多いです。

こちらはフィリピンのニュースメディアRapplerによる動画ニュース。言語は英語(ほぼ米国英語)、英語字幕あり。

こちらは比UNTVニュースのタガログ語によるニュース動画。英語字幕付き。

(注意: condolednce(s)のアクセントは辞書上、第2音節に付きます。)

ところで、ニュースでドゥテルテ氏の会見などを見ていると、タガログ語と英語が混ざることがありますね。フィリピンの言語政策や英語の位置づけはどうなっているのでしょうか。Wikipediaで調べてみましょう。


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